Archive for 12月, 2008

月曜の夕方、テレビを見ていたら「パリス・ヒルトンがメルボルンにやって来た」というニュースが。なんでも、その日の朝メルボルン国際空港に降り立ったパリスと妹のニッキー他ご一行様は、午後から豪随一のおしゃれストリートと言われるChapel Street へ繰り出したとかで、彼女の姿を一目でも見ようと集まった人だかりが画面に。Chapel Streetは私もしばしば訪れる場所で、見慣れた風景の中にパリス・ヒルトンがいる様子は何ともシュール。ちなみに1ヶ月ほど前にはザック・エフロンが映画『ハイスクール・ミュージカル3』のプロモーションで同ストリートを訪れていた。パリスはともかくザック・エフロンはちょっと見ておきたかったかもしれない。それはともかく。
世界各国行く先々で何かとお騒がせのパリス。メルボルンでも40分間貸切にしたWayne Cooperのショップで31着5,560豪ドル (約34万5千円)也のお買い上げ、という噂がのぼり、これに噛み付いたのがチャリティー団体のボス。「5,000ドルもあれば、アフリカやアジアの2,000人が暮らす村が生涯きれいな水に不自由しなくなる」という主旨の発言をした件に関しラジオでも聴取者の意見を募っていましたが、さすがに「彼女が自分で稼いだお金をどのように使おうが自由ではないか」という意見が多数派だった模様。
このショッピングの一件については、パリス本人は「ドレスを5着買っただけ」と話す一方、「実際は1セントも支払っていない」との証言もあったりで真相は闇の中。そして、一行は招待されている大晦日のパーティーに出席するため、翌日には慌しくシドニーへ向け出発したとか。
ところでパリス絡みで驚いたのが、彼女がメルボルンに滞在した同日夜SBSで『サウスパーク』を見ていたところ、その日放送されたのが奇しくも彼女がフィーチャーされた回だったこと。話の大まかな筋としては、世間の注目を集めるパリスに憧れた街の小学生女子たちがどんどんパリスのようなふしだら娘化し異常な状況に陥る、という設定で、ラストではパリスとスレイブ君がどっちがよりふしだら(whore)かを競い対決。自分の中にパイナップルを突っ込んで勝ち誇るパリスに対しスレイブ君がとった手段は?―――結末に興味のある方はこちらでどうぞ。
このエピソードは本国アメリカで4年前に放送されていて、その際の本人のコメントは「見てないわ」だったそうですが、うっかり今回メルボルンで目にしてしまった、なんてことが起きていたらさすがにこの結末は彼女にとって屈辱的なんじゃ・・・・・。でも、まあ、心配するだけ無駄なんでしょうね、きっと。
Paris’s Melbourne shopping spree branded a publicity stunt | Herald Sun.
サウスパーク 無修正映画版 [DVD]
トレイ・パーカー マット・ストーン ジョージ・クルーニー

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12月25日。こちらのクリスマスは日本でいうところのお正月にあたり、普段は会えない家族が久しぶりに顔を合わせる日。そんなわけで街に繰り出す人は基本的にいない。
「ホンマにほとんど店開いてないねん」
ダーさんの話にその事実をこの目で確かめてみたくなりシティへ。彼の話す通り軒並みショップは閉まっていて、普段は所狭しと車や人がひしめくCollins Streetもこの有様。
目抜き通りであるSwanston Streetまで出ると、さすがに通常ほどではないとは言え多くの人の姿が。それでも行き交うのはいかにもクリスマスをあまり重要視していなさそうな黄色い人たちがほとんどで、健気にも営業している数少ないレストランやカフェは行き場を失った都会のクリスマス難民の受け皿としていずれも大繁盛。私たちも普段はまず立ち寄ることがないスタバに入り一服させてもらった。
明けて”Boxing Day”と呼ばれる26日も祝日で、この日からは百貨店でバーゲン商戦がスタート。豪2大デパートの片割れMyerの開店時刻は驚くことになんと朝の5時で、ここでも超朝型生活が基本のオージーの習性の一端が垣間見られたり。未明から列を作ったお客さんのため、4時半からは地元出身の人気歌手ガブリエラ・チルミちゃんが登場。オープンの際はチルミちゃん自らがドアを開けると同時に、一斉に買い物客が店内へ雪崩れ込んでいる様子がニュースで映し出された。朝の5時からバーゲンに繰り出す人とは一体どんな物好きなのか、と興味深く見ていたところ、やはり若者が中心だった模様。
Melbourne’s Boxing Day sales a big hit.
Lessons to Be Learned
Gabriella Cilmi

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ヴィクトリア州WorkSafeによるキャンペーンCMは、”It doesn’t hurt to speak up”を合言葉に「職場で分からないことを周りの人に尋ねるのを恐れないで!さもないと・・・・・」と経験の浅い若者に向け訴えかける内容。
ところがこのCMというのが、ホラーを全く受け付けない私などが知らずにうっかり見ると心臓に悪すぎな映像を含んでいて・・・・・。日本では有り得ないCMが、オーストラリアでは時間を問わず地上波でバンバン流れている、という違いが興味深かったので敢えてご紹介。そんなわけで、スプラッタものが苦手な人は決して見ないでね!
レストラン編。煮えたぎる鍋を前に・・・・・。

建築現場編。ネイルガンの使い方が分からず・・・・・。

パン屋編。お客さんからパンをスライスするように頼まれて・・・・・。ダーさんから「これ止めといた方がええで」と言われ、未だに最後まで見たことはありません。

そして、同キャンペーンのポスターはこちら。実際に職場で怪我をされた方が登場したのか、フォトショップの修正によるものかは分かりませんが、テレビCMに負けじと痛々しい作り。ああ、分かったよ。恥ずかしがらずに聞くようにするから、もうこれ以上惨たらしい広告ばかり打つのは止めてくれ、WorkSafeよ。


これから夏本番を迎えるオーストラリア。スポーツ中継は、冬がメインのフッティ (注: オーストラリアン・フットボール)からクリケットのシーズンへと移り変わっている。
クリケットがどんなスポーツがピンと来ない方のために、YouTubeでナイスプレーを集めたビデオを見つけたのでご参考までに。選手が喜んでいるのは、バッツマン (野球でいうところの「バッター」)の後ろに立つ3本の棒 (ウィケット)にボールが当たったり、打球をノーバウンドで捕球することでアウトを取ったため。そして、アウトを取るのは野球のそれほどは簡単なことでないため、ということが理解できるようになったのは、私も最近のことだ。

初めてオーストラリアのテレビでクリケットの試合を見たのは10数年前。それまでの人生でほとんど触れる機会がなかったスポーツに多くの人が熱狂している様子を見て、外国にいる自分を強く意識した当時のことを思い出す。広島出身で小さい頃からプロ野球をよく見ていたせいか、フッティには全く興味のない私もクリケットの中継があるとつい見入ってしまう。とは言え、依然としてルールを把握していないため、芝生の緑が映える画面は我が家においては環境映像として果たしている役割の方が大きいかもしれない。
それにつけても、ピッチャー (クリケットでは「ボウラー」)がいてバッターがいて、周りに守備の選手がいて・・・・・クリケットが野球に派生したという確かな証拠はなく異なる点も多いのだが、素人目で見る限りこの二つの球技はそっくりだ。一方、クリケットには野球のような接触プレーや、ややこしい内野の連携プレー等は見かけることはほとんどなく、旧英連邦諸国で広がったスポーツだけあって野球と比べると随分ちょろい紳士的なスポーツに見える。そこで湧き上がる一つの疑問・・・・・野球でそれなりの経験がある人なら、もしかしてクリケットでも結構いい線を狙えるのではないか?
私の妄想には全く根拠がないわけでもない。というのも、うちのダーさんが学生だった20年ほど前のこと。体育の授業のクリケット(当時日本で唯一クリケットを授業に取り入れていた大学だった)でボウラーのポジションを与えられた彼が教わる前に独特のフォームで投げてみせたところ、現日本クリケット協会会長でもいらっしゃる教授から
「君、頑張ったら日本代表になれるで!」
とのお言葉を頂いたことがあるからだ。
ダーさんは短期間オーストラリアの小学校に通っていた時期があり、友達と草クリケットの経験があるのみ。そんな彼が日本代表候補なら、野球経験者はもっと可能性があるに決まっているではないか。野球で一度は夢破れた選手たちが日本でそれまで馴染みのなかった球技で国を代表して戦う、なんてストーリーが実現したら、まるでジャマイカの元陸上選手がボブスレーで冬季五輪出場を果たした『クール・ランニング』を地で行く展開だが、あの映画に比べればずっと実現可能なレベルでは?と個人的には感じている。
一説によると、クリケットはサッカーに次いで世界第2位の競技人口を誇るスポーツらしい。その真偽はさておき、地球レベルで見れば野球よりずっとずっと人気があることは間違いない。もしも国際舞台で通用する実力があれば、世界的ヒーローになるのも夢ではないのだ。
クール・ランニング [DVD]
ジョン・キャンディ, リオン, ジョン・タートルトーブ

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