Posts Tagged ‘マナー’

知らぬが仏

079月09

先日我が家に届いたタウン誌をパラパラとめくっていた時、ランチボックスを紹介するページで目が止まった。

こ、これは・・。

ギャーッ!!!
ご飯に箸を差すことが日本のお葬式で見られる風習で、箸使いのタブーの一つだなんてことをオーストラリアの人が知るわきゃないのだが、それでもやはり驚いてしまったでござるよ、の巻。
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運転怖い

078月08

シティ周辺での生活は公共交通機関の利用でほぼ事足りるとは言え、車があればメルボルンでの行動範囲はさらに広がる。
うちでは今のところ専らダーさんが運転を担当してくれるが、いざという時に備えて私も運転に慣れておくに越したことはない。少しずつでも練習しなければと思いつつ、実際にオーストラリアに来てからハンドルを握ったのは昨年のクリスマスの連休と、キャンベラへのドライブ旅行帰りのフリーウェイ、ある日曜の早朝に自宅と最寄り駅の間約1Kmを往復、と極端に交通量が少ない場所や時間だけ。なかなか積極的に公道を走ろうという気持ちになれない。というのは、この10年間ほとんど運転らしい運転をしていないこともあるが、それ以上にこちらのドライビング・マナーが怖ろしすぎるのだ。
こちらに来てまもなく、家の近くで追突事故を目撃した時からイヤな予感はしていたが、その数ヵ月後実際に自分が事故の当事者になろうとは!ダーさんの運転でショッピングセンターの駐車スペースから車を進行方向に出していたところ、向かいのスペースからもノロノロとRAV4がバックで発進。そして、あら?ちょっとちょっとぶつかりそうなんですけど!と慌てたその瞬間
「ガシャーン!!」
日本での経験からは考えられないほどあまりにも単純な不注意で起きた事故に、私たち二人はしばし呆然。割れた左のヘッドライトを確認するため車外へ出ると、すぐさまどこからともなく赤ちゃんを抱いた見知らぬ男性が現れた。
「僕は今の見てたから。イザという時には僕が証人になるからここへ連絡して」
ダーさんに電話番号のメモを渡すと、風のように去っていった。
相手のドライバー氏も登場。気まずい雰囲気の中ぶつけた部分を眺めながら、ともかく連絡先を交換。英語圏での事故時の常識として噂に聞いてはいたが、本当に”Sorry”の言葉は一切なし。それどころか、
「僕が下がるのを見ていたなら、どうしてクラクションで知らせてくれなかった」
などと主張し始めた。後日お互いがそれぞれの保険会社へ連絡を済ませた後、
「保険屋に僕の方が100%悪いって言われちゃったよ」
と相手のドライバー氏から気恥ずかしそうな連絡があったのがせめてもの救いとはいえ、オーストラリアで運転する恐怖を私に植え付けるには十分な出来事だった。
その後も助手席から観察した限りでは、

ちょっとしたことですぐクラクション。
ウィンカーも出さずかなり強引に割り込み。
自分がUターンしたい場所でUターン(一度で回りきれず切り返す際は後ろを全く見ておらず、ぶつかりそうになる他人の車を見て何度肝を冷やしたか数え切れない)。
歩行者は歩行者で、交通量が多い場所でもお構いなしに道路を横断。
自転車が車道を走っている(法律でそうするよう定められている)。
自分自身、ラウンドアバウト(注: 右から来る車優先の交差点。詳しくはここで)と普通の交差点の見分けがつかないことがある。

加えて、うちの近所はトラムが通っている。トラムが停留所で止まるのに気づかずに追い越そうとして、降車する乗客を万が一でも轢いてしまったらどうしよう!怖過ぎる!!怖い。怖いと言っているばかりでは何も物事は進まないのだが・・・・・うー、やっぱり怖い。


メルボルンがあるヴィクトリア州では公共施設や公共交通機関ののりば周辺はもちろんの事、レストランやバーの中ですら喫煙が禁止されている。
うちのダーさんは喫煙者で、外出先でちょっと吸いたくなった時はいきおい屋外に出て行くことになる。そうして一服しているとしょっちゅう現れるのが
「Excuse me. 良かったら僕にも1本もらえないかな?」
という輩。日本では「火を貸してくれ」という人ならよくいたが、ここではタバコそのものをせびってくる。つわものだ。
オーストラリアではタバコは決して安くない。1箱20本入りで約10ドル(約1,000円)。日本でも将来的に同様の値段に設定する動きがあって喫煙家の皆さんはおかんむりだそうだが、ここではとっくにそれが現実となっている。移住をきっかけにダーさんも禁煙してくれるかと密かに期待していたが、値段が高かろうが吸える場所が限られていようが、止められないものは止められないらしい。政府の思う壷だ。
私がタバコをせびられたならきっと「ごめんなさい。今吸っているのが最後の1本なの」とか平気で嘘を付いて断るのだが、ダーさんは”No”が言えないタイプの人間で、いつも素直に分けてあげている。それでも
「『2本くれ』って頼んだら厚かましすぎるかな?」
と畳み掛けてきたオヤジがいた時は、さすがの彼も少しムッとしていたが。
そして、数日前の夜のこと。通りに出て洗車したばかりの車を満足気に眺めながらダーさんがタバコを吸っていたところ、通りがかりの男性から
「突然で失礼だけど、良かったら君のタバコ1本売ってくれないかな?」
と声をかけられた。ダーさんはあげるつもりで1本渡したところ、その男性はその引き換えとして本当に50セント硬貨をくれたという。今まで「タダでもらって当然」という態度の人にしか会ったことがなかった彼は心から感激したとか。
心温まるお話。っていうか、ホントにタバコ止めてよ。

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先日近所の本屋に出かけた時のこと。
この国にしてはかなり品揃えの良いそのお店、雑誌コーナーに立ち寄ると女性ファッション誌コーナーの前には数名のお客さんが。そこまではよくある光景だが、その日少し様子が違ったのは、その中に床に置いた雑誌のページを一心不乱にめくりながらサンドイッチを頬張る胡坐座りの女性がいたこと。確かに通路はかなり広いし、カーペットの座り心地は良さそうだけれども、それはどうなのか?どうなんだろうか?そして、こんなに動揺しているのは私がこの国の人間でないからなのか、それとも周りにいる人たちも実は内心びっくりしているのか、残念ながらそれを確かめる術はない。
見た感じが普通の人なだけに、何か見てはいけないものを見てしまったような気持ちになりつつ、気になる本を選んで店内に所々置かれたソファの一つに腰掛けようとすると・・・・・ソファの周りには読み散らかされた本が山のように放置、だけならまだしも食べ終わったファーストフードの容器がその上に転がるカオス状態。これはひどい・・・・・。
オーストラリアの堅苦しくない雰囲気は大好きだけれど、こういう時はつい
「日本はお行儀の良い国だったなあ・・・・・」
と懐かしく思い出さずにはいられなかったり。


おしり

292月08

この国に来てから1年数ヶ月。一体どれだけ他人様のおしりを目撃したことだろう。
ある天気の良い昼下がり、多くの車が忙しく行き交うシティ近郊の道をトラムで移動していた時の事。窓からぼんやり外の様子を眺めていると、通りに面したビルの2階で何かが動いているのに気づいた。建物の造りから察するにそこはプールがあるフロアのようだ。
動く物体に目をこらすとそれは人間のおしり!窓を背にして立った若い男性が海パンを膝まで下ろして前屈みになり、さらけ出したお尻を左右に振りながら道行く人に必死にアピールしているところだった。
日本に住んでいた時同じような光景に出くわしたなら、見なかった事にしようと努めつつも変質者に出会った恐怖をその日一日引きずるに違いないのだが、この日はなぜか
『・・・・・あー、おしり』
とそのまましばらく凝視。カメラを持っていないことが真剣に悔やまれた。肩越しに覗いた男性の満面の笑顔が殊の外印象的だった。
また別の日ヤラ川沿いでBBQをしている時にも、一台のボートが通りかかり、船上の明らかに酔っ払った様子の男性がおもむろにズボンを下げて陸にいる私たちにお尻を見せびらかし始める、という出来事もあった。一瞬何かの侮辱表現かと身構えたが、どうやらそういう訳ではなく、単純にハッピーな気分だっただけらしい。
さらに言えば、ローライズのデニムを履いてお尻の谷間がウエストラインから覗いているのは日本では女の子と相場が決まっているが、ここオーストラリアではどういうわけか男性の専売特許。
おしり天国、オーストラリア。

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